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脱毛の種類

脱毛と一口に言っても、さまざまな種類が存在します。このページでは、脱毛の種類とその特徴、注意点について解説しています。脱毛の症状でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

脱毛の種類

AGA

AGAはAndrogenetic Alopecia(男性型脱毛症)の略語。成人以降の男性に見られる薄毛症状です。AGAの症状は男性ホルモンや遺伝が深く関係しており、前頭部と頭頂部の毛髪が薄くなる特徴があります。

薄毛と聞くと中年以降の年代を想像する方も多いかもしれませんが、実は20~30代の若い世代でも発症します。放置すると徐々に症状が進行するため、早い段階で対処しなくてはいけません。AGAについては以下のページで詳しく解説しているので、ぜひそちらも参考にしてください。

薄毛(AGA)について詳しく見る

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は女性に多く見られる薄毛症です。毛髪全体のボリュームが減ってしまうのが特徴で、抜け毛が増える、分け目が広がる、地肌が透けて見えるなどの症状があります。AGAとは異なり一部の毛髪が少なくなるのではなく、全体の毛量が減少するのが大きな特徴です。

びまん性脱毛症については、以下のページでも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

びまん性脱毛症について詳しく見る

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症は、出産後に抜け毛が増える脱毛症のことです。妊娠や出産によってホルモンバランスが変化すると起こる症状で、女性特有のものとなっています。出産後3~6か月の間に多く見られ、これといった対処法はなく、時間の経過とともに抜け毛が少なくなっていくのが特徴です。

円形脱毛症

円形脱毛症は、毛髪の一部が円形または楕円形に抜け落ちる脱毛症です。免疫機能の低下やストレス、アトピー性疾患などが起因していると考えられていますが、詳しい原因は未だ解明されていません。

脱毛範囲が小さければ治療せず自然と治っていくケースが多いですが、再発率の高い症状であるため、経過を観察しながら適切な治療を受ける必要があります。

粃糠性脱毛症・脂漏性脱毛症

粃糠性脱毛症と脂漏性脱毛症は、頭皮の皮脂バランスが乱れることで起こる脱毛症です。粃糠性脱毛症はフケが毛穴を塞いで炎症を起こしてしまう症状で、ホルモンバランスの乱れやストレス、アレルギーが主な原因とされています。

一方、脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰分泌によって頭皮環境が悪化し、それによって抜け毛が増える症状です。高カロリーな食事やシャンプーのすすぎ残しが原因とされています。いずれも、生活習慣やヘアケアの見直しによって改善可能です。

抜毛症

抜毛症は自然と毛が抜け落ちてしまう症状ではなく、自分の意志でもしくは無意識に髪を引き抜いてしまう行為のことを指します。緊張や不安を解消するために自ら抜毛するケースがほとんどです。強迫症の一種とされているため、病院にかかると抗うつ薬や抗不安薬などが処方されます。

成長期性(萎縮毛性)脱毛症

円形脱毛症

頭部に、硬貨大の大きさから卵のサイズまでの脱毛斑が1つから数個見られます。

多発融合し、頭髪のすべてが抜けてしまう方もいれば、頭部以外の眉毛やまつ毛、あごひげ、腋毛、陰毛、産毛などの全身に脱毛症状が生じる方もいるのです。

膠原病に伴う脱毛症

全身性エリテマトーデス

発熱や全身倦怠感、易疲労感、食欲不振、顔に蝶形紅班などの症状が見られる疾患で、若い女性に多く見られる病気です。20~70%の方が発病期や増悪期に、前頭部から側頭部にびまん性の脱毛が現れ、円形脱毛症を合併するケースもあります。

参照元:「脱毛症とは?症状の種類・分類と原因・治療-就労移行支援の利用条件」/就労支援以降事業所チャレンジド・アソウ

慢性円板状エリテマトーデス

日光のあたる顔や手の甲などの部位に好発する赤い皮疹を指します。治った後、色素脱失や色素沈着、瘢痕などが残りやすいです。被髪頭部は、永久脱毛になる可能性があるため注意が必要です。

顔だけでなく全身に皮疹が見られる場合は、全身性エリテマトーデスの可能性があるため、精査する必要があります。

青年期から中高年で見られやすく、皮膚は萎縮し、瘢痕(はんこん)脱毛がみられることが多いです。

進行性強皮症、剣創状強皮症

進行性全身性強皮症は、全身の結合組織を犯す疾患を指し、びまん性脱毛があらわれるケースがあります。

限局性強皮症は、皮膚に斑状の硬化局面が見られやすく、前頭部から額周辺にかけて発症すると瘢痕性脱毛症となってしまうことがあります。

その他、シェーグレン症候群、関節性乾癬、慢性関節リウマチなどの疾患が原因で、びまん性脱毛症を引き起こしてしまうケースもあります。

薬剤による脱毛症

抗がん剤を用いた後、数日~数週間ほどでびまん性脱毛が見られ、高度の脱毛を引き起こすとされています。しかし、上記の症状は一時的なものであるため、抗がん剤を止めれば回復します。

ステロイド剤は、炎症やアレルギーを抑える効果が期待でき、膠原病や気管支喘息、肺炎、皮膚疾患、腎臓病、アレルギー疾患などの治療には欠かせません。長期間にわたってステロイド剤を用いると、さまざまな副作用が起こるため、注意が必要です。

ステロイド剤の副作用の1つに、男性型脱毛症と類似している休止期性脱毛を引き起こすケースがあります。その他には抗血液凝固剤やビタミンA過を過剰に使用すると休止期脱毛が見られることがあります。

参照元:「脱毛症とは?症状の種類・分類と原因・治療-就労移行支援の利用条件」/就労支援以降事業所チャレンジド・アソウ

感染による脱毛症

真菌症による脱毛

皮膚の角層という部位に感染する白癬菌は、角層と同じ性質を持つ毛幹にも感染するとされています。毛幹が破壊されると、脱毛が起こりやすくなります。

深部に入り込んだ場合、白癬菌性毛包炎を引き起こすことがあり、瘢痕性脱毛と呼ばれる状態になるケースもあります。

細菌感染による脱毛

化膿性毛包炎は、頭部にある黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などによって、毛包を中心に膿瘍が生じ脱毛を引き起こしてしまいます。毛包が破壊されると、瘢痕性脱毛を起こすほか、瘢痕がケロイド状になることもあります。

梅毒性脱毛症

感染した約1割以下の方に、抜け毛などの症状が見られることがあります。全体的に脱毛が起こるケースもありますが、まだらに抜けたり、虫が葉を食べた後の虫食いのような円形の脱毛が数カ所見られたりするのが特徴です。

感染後、約3ヶ月以上経過した時期に現れるとされていますが、早く治療を開始すれば、脱毛症状の改善も期待できます。

参照元:「それは梅毒の症状かも?-抜け毛・ぶつぶつ・足の付け根のしこり-」/パーソナルクリニック

症状に合った対策を行おう

薄毛が気になり始めると、何とかしようと自己流で対処しようとする方もいます。自分に合わない方法や間違った方法を取り入れると、効果がないばかりか、頭皮に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

脱毛症といっても、さまざまな種類があり、原因や対策方法も異なります。気になる症状がある場合は、医療機関を受診し、自分に合った対策を医師に相談をするのがおすすめです。

脱毛事情と薄毛対策のポイントについて
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