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まだまだ薄毛とは縁がないなどと考えがちな20代ですが、場合によっては薄毛が目立ち始めることがあります。ここでは、20代の薄毛の原因と対策について解説していますので、ぜひ目を通しておいてください。
20代の薄毛の原因でもっとも多く見られるのが、AGA(男性型脱毛症)。AGAは男性ホルモンのひとつであるジヒドロテストステロンの働きが強くなり、毛髪の成長を阻害することによって起こります。すべての薄毛の原因がAGAとは限りませんが、抜け毛が目立つ場合はAGAの進行を疑ったほうがよいでしょう。
強いストレスを受けると、自律神経が乱れのバランスが乱れやすくなります。自律神経は交感神経(活動時の神経)と副交感神経(休息時の神経)で成り立っていますが、ストレスがたまると交感神経が優位になり、血管が収縮。頭皮の血行が悪くなり、毛根に栄養が行きわたらなくなって薄毛になると言われています。
睡眠不足・栄養の偏り・運動不足・喫煙・過度なアルコール摂取といった生活習慣の乱れも、薄毛の原因となります。生活習慣が乱れると新陳代謝がダウンしたり、必要な栄養が細胞に行きわたらなくなるなどで、毛髪の生え変わりのサイクル(毛周期)が乱れやすくなるのです。
健康な毛髪を保つには、正しいヘアケアが欠かせません。自分の頭皮をチェックして「乾燥してカサついている」「脂でベタベタしている」といった症状がみられる場合は、毎日のヘアケアを見直してみましょう。毎日のシャンプーは爪を立てないようにし、指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。乾燥したりベタついている場合はシャンプーの洗浄力が強すぎる可能性があるため、シャンプーを変えてみるのもひとつの手段です。シャンプー後は優しくタオルドライをし、すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
生活習慣の乱れでとくに大切なのは、睡眠と食事の見直しです。睡眠は毛髪の成長に欠かせない習慣となっているので、最低でも6時間程度の睡眠時間を確保しましょう。寝室の環境を整える、就寝前にスマホやPCを使わないようにするなど、睡眠の質を高める工夫も重要です。食事については、毛髪の成長に必要なタンパク質・ビタミン・ミネラルを積極的に摂るようにしましょう。糖分・塩分・脂肪分は、できるだけ控えるのが賢明です。
もし薄毛の原因がAGAであった場合、その原因は男性ホルモンによるものです。そのため、生活習慣やヘアケアをどんなに改善したとしても、薄毛の回復は期待できません。もしセルフケアで何の効果も得られない…といった場合はAGAである可能性が高いので、できるだけ早く専門医を受診し、その原因に応じた治療を受けるべきです。AGA治療は早ければ早いほど効果が出やすいと言われているので、不安を感じたらすぐに治療をスタートしましょう。
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