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薄毛対策の視点から、適切なドライヤーの選び方を解説します。薄毛とドライヤーには関連があると言われているため、薄毛が気になる方は、ドライヤー選びにも慎重になりましょう。
ドライヤーには、大きく分けて温風と冷風の2機能がありますが、少しでも早く髪を乾かすため、多くの人は温風機能を多用していることでしょう。
とても便利かつ不可欠なドライヤーの温風機能ですが、一方で、使えば使うほど熱による髪・頭皮へのダメージが蓄積し、薄毛の進行を早めるとも言われています。
また、中には温風による髪・頭皮へのダメージを避けるため、ドライヤーを使わず自然乾燥を習慣化させている人もいるようですが、こちらもまた薄毛の進行を早める一要因。髪・頭皮が濡れた状態が長時間続くことで、雑菌が繁殖して頭皮環境の悪化につながるからです。
薄毛対策の視点から見れば、洗髪後のドライヤーの使用は不可欠。ただし、正しくドライヤーを使わなければ薄毛の進行につながることも理解しておきましょう。
薄毛対策の視点に立つと、洗髪後には必ずドライヤーで髪を乾かすべきです。ただし、ドライヤーの誤った使用方法により、かえって薄毛を進行させる恐れがあるので注意してください。具体的には、次のような使用方法は避けましょう。
おおむね髪が乾いたにも関わらず、完璧に乾くまで長時間にわたってドライヤーをかけ続ける人がいます。髪・頭皮の過剰な乾燥は、頭皮トラブルを招いて薄毛につながることがあるので注意しましょう。
温度設定やドライヤーの仕様にもよりますが、ドライヤーの送風口は100度近い温度になることがあります。早く髪を乾かしたいあまりに、送風口を髪・頭皮に近づけ過ぎると、頭皮にダメージがかかり薄毛につながることがあるので注意してください。
薄毛対策とドライヤーとの関係においては、上述の通り「使い方」も大事ですが、同時に「機能」も大事なポイントです。薄毛対策をお考えの方は、次の3つの機能面に注目してドライヤーを選ぶようにしましょう。
一般的なドライヤーには、温風と冷風を切り替える機能がありますが、薄毛対策の視点から見れば、温風の温度設定ができる機能があれば理想です。髪の濡れ具合や部屋の温度、湿度などに応じて適宜ドライヤーの温度設定ができれば、なるべく髪のダメージを抑えつつ効率的に髪を乾かすことができるからです。
もともと「髪を乾かすためのツール」として誕生したドライヤーですが、今では髪を乾かすことに加え、「髪・頭皮をケアするためのツール」という立ち位置に進化。ユーザーの目的に応じ、次のようなケア機能を搭載したドライヤーも生まれています。
マイナスイオンを発生させる機能。髪に潤いを与える働きがあると言われています。
低温で髪を乾かす機能。頭皮へのダメージを抑える働きがあると言われてます。
遠赤外線を発生させる機能。頭皮の血行を促進させる働きがあると言われています。
ドライヤーの送風口と髪との距離を測定し、距離に応じて適切な温度の送風がなされる機能。髪や頭皮へのダメージが抑えられると言われています。
いずれのオプション機能も、薄毛対策の一環として活用することができそうです。
ほとんどのドライヤーは、風量が「1.3㎥/分」程度に設定されていますが、中には「2.0~2.5㎥/分」まで調節できる機種もあります。 髪の乾燥に要する時間が短ければ短いほど、頭皮へのダメージが軽減し、ひいては薄毛対策にもつながります。やや値段が高くなりますが、可能であれば風量調節機能を搭載したドライヤーを選ぶことをおすすめします。
頭皮にやさしい機能を持つドライヤーを選び、かつ適切にドライヤーを使うことで、薄毛の進行を少しでも予防する効果が期待できるかもしれません。食習慣などの日常生活に加え、ドライヤーも薄毛対策の一環として意識していきましょう。
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