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コーヒーが好きで習慣になっている方は、多いと思います。コーヒーが薄毛に影響する可能性がある話や飲んだ方が発毛に有効だとか、さまざまな噂があります。では実際はどうでしょうか?ここではコーヒーと薄毛の関係についてまとめています。
コーヒーと薄毛の因果関係は、1日に1杯から3杯飲んだ程度では、薄毛に影響するようなことは考えられません。しかし、常識の範囲を超えて飲んでいると問題になるかもしれません。ここからは、コーヒーに含まれる成分が、薄毛にどう関係するかについて紹介していきます。
コーヒーに含まれている成分と言えば「カフェイン」がまず思い浮かぶのではないでしょうか。では、カフェインは薄毛にどう関係しているのでしょう。
カフェインのメリット・デメリットをみていきましょう。
カフェインには、利尿作用によるデトックス効果があるといわれています。
利尿作用により体内の不要なものをデトックスしてくれることで、体内の洗浄が促進。薄毛に関するメリットではありませんが、体内の余分な成分を排出することは体全体にとって大きなメリットになります。
また、香りによるリラックス効果でストレス軽減といったことも挙げられます。現代人はストレスを抱えながら生活している中で、リラックスタイムが欠かせません。コーヒーの香りによって、脳内のアルファー波が刺激されリラックス状態になれることが最近の研究で分かっています。
薄毛の原因としてストレスも挙げられますので、リラックス効果が得られるのであれば、コーヒーのあるリラックスタイムを取り入れても良いかもしれません。
カフェインは、眠りの質が低下するデメリットがあります。カフェインを摂取し5時間ほどは覚醒作用が働くと言われています。そのことで、夜遅い時間にカフェインを摂取すると眠りの質が悪くなることがわかっています。髪の成長を促進するホルモンは、睡眠時に多く分泌されるため、良質な睡眠をとることができないと髪の成長に影響がある可能性は考えられます。そのため、寝る前にカフェインを摂取することは避けた方がいいでしょう。
コーヒーには、豊富にポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは、約8,000種類以上あると言われています。ポリフェノールは、子孫を残す種子や、紫外線ダメージから守る必要がある葉に多く含まれています。コーヒーに含まれているポリフェノールは「クロロゲン酸類」と呼ばれ、血行促進効果があると言われています。AGA治療薬のミノキシジルは、血流改善によって髪に必要な栄養素を届けやすくする作用があります。コーヒーに含まれているポリフェノールに似た働きがあります。
コーヒー一杯150mlとして、カフェイン量が約80gとすると、5杯程度で1日の最大のカフェイン摂取量になります。このことから、健康に悪影響を及ぼさないコーヒーの量は、3杯から5杯程度と言えるでしょう。ただし、カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶や、エナジードリンクにも含まれているので、バランスを考えながら飲む量をコントロールする必要があります。
コーヒーと薄毛の因果関係について紹介してきました。コーヒーと薄毛の因果関係についてはあまり影響がないことがわかりました。ただし、コーヒーに含まれている成分の中には、飲むタイミングによって髪の成長に大切な睡眠の質を低下させてしまうケースがあります。しかしながら一方では、リラックス作用によって血行促進などへの期待も。1日に飲む量や時間を考えたコーヒータイムを楽しみましょう。薄毛専門クリニックなら、食生活や生活習慣についてアドバイスがもらえるので、薄毛に悩んでいるなら、薄毛専門クリニックの受診を検討してみてはいかがでしょうか。
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