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薄毛対策にはマッサージや育毛が効果的と考えられていますが、毎日使っている寝具にも注目してみてください。寝具を見直すとどのような効果が期待できるのか、今日からできる薄毛対策についてみていきましょう。
普段抜け毛が少ないのに、寝具にたくさん毛がついていると不安になってしまいますね。寝ているときに抜け毛が起きる原因として、以下のような理由が考えられます。
入浴後、ドライヤーなどをかけて頭皮を乾燥させたまま眠ることは、頭皮のターンオーバーが乱れた状態をそのままにするのと同じです。
睡眠時間は人によりまちまちですが、大体3時間以上8時間前後とまとまった時間を寝てすごします。その間、頭皮はずっと乾燥したままでターンオーバーに必要な潤いが不足した状態です。髪の代謝がうまく行われず、酸素や栄養分が不足して抜け毛が起きやすくなります。
毎日使う寝具は、快適で扱いやすいものを選びたいものです。特に通気性の悪いものは髪と寝具との間に熱がこもり、その部分に汗をかいて皮脂が多量に分泌され、ベタつきから雑菌の繁殖を招きます。
頭皮についた雑菌はシャンプーなどで洗い落とせますが、寝具そのものがずっと洗っていない不衛生なままの場合、いくら頭を洗っても効果は得られません。
頭皮に雑菌が増えると炎症が起きやすくなり、肌トラブルによる抜け毛のリスクが高まってしまうため注意が必要です。
横になったときに首まわりに負担がかかる寝具は、3時間以上の長時間そのままの姿勢を続けることで筋肉が硬直し、コリから血行不良を招きます。
頭皮の奥、毛根に栄養や酸素を届ける毛細血管は、血行不良によってすぐに酸素不足や栄養不足に陥ってしまいます。少しでも「寝苦しいな」と思ったら、寝具と体のバランスを見直してみてください。
皮膚の乾燥だけではなく、頭皮を直接冷やすことも血行不良からの抜け毛につながります。
氷枕や冷却マットは温度を下げるためのアイテムですから、熱を取り除く一方で血行不良を招くおそれもあります。使用自体に問題はありませんが、長時間の使用は避けたほうが良いでしょう。
ここからは、薄毛対策としての寝具の扱い方について詳しくみていきましょう。
毎日使う寝具は、1週間に1回丸洗いをするなどして清潔に。バスタオルを敷いて汗やフケなどを吸収し、雑菌を防ぐ方法もおすすめです。
首まわりに負担のかからない高さに枕を調節してみましょう。人によっては枕がないほうが楽という場合もあるため、横になって最適な枕の高さをチェックしてみてください。
寝具は、寝苦しくならない程度に通気性の良いものを選びましょう。夏場はもちろん、冬でも暖房との組み合わせで適温に保てる薄さや素材の寝具を使うと良いでしょう。
抜け毛は、ストレスや食生活などさまざまな原因で起こります。意外に見落とされやすい乾燥肌や寝具に発生する雑菌についてもチェックし、抜け毛が起きる理由を見直すことが改善に役立ちます。
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